【From the Inside】自ら体験してみる、がDEIの最初の一歩 ―東京レインボープライド2023(#TRP2023) パレード潜入レポート―

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皆さん、こんにちは! パナソニック コネクト、GEMBA編集部です。

パナソニック コネクトの取り組みを内側からレポートする【From the Inside】シリーズ。第一弾は、TRP2023のパレードの様子をお届けいたします!

4月23日、日曜日。快晴の空の下、レインボーカラーの社名ロゴTシャツを着たパナソニック コネクト社員(CONNECTer)と、その家族・パートナー約100名が代々木公園に集いました。

LGBTQをはじめとするセクシュアル・マイノリティの存在を社会に広め、「”性”と”生”の多様性」を祝福することを目的としたTRP2023。パレードを目前に集合した出発ゲートを見上げると、そこには “変わるまで続ける” という力強いメッセージが。

出発ゲート

役員から一般社員まで、様々なバックグラウンドを持つCONNECTerが有志で集まり、肩を並べて歩いたパレード。まさに多種多様なCONNECTerはどんな想いで参加したのでしょうか。その一部をご紹介します!※記載している個人名は仮名です。

技術戦略部の小島さんとパブリックサービス本部SEの森田さん

パブリックサービス本部SEの森田さん(右)は、日頃カルチャー&マインド改革の推進活動に携わるなかで、「どのような人たちが、どのような想いを持っているのか、を肌で感じたい」と思ったとのこと。「マイノリティと言われている方たちが、自分たちから遠い・特別な人々ではない、ということを皆が理解できるようになれば」と語ってくれたのは、技術戦略部の小島さん(左)。「今回私が参加することで身近に感じたのか、私の周りの、今までどこか一歩引いて見ていた人たちも関心を持ち始めているみたいです!」

オンボーディング担当の追上さん、PR部門の永岡さん、人事の木塚さん

日々の業務の中で社内外の様々な方たちと接する機会の多いPR部門の永岡さん(真ん中)と人事の木塚さん(右)は「様々な立場・バックグラウンドがあることを理解しようとする姿勢」を大事にしているそうです。自らだけでなく、新入社員にもこの参加の機会を紹介したのは、オンボーディング担当の追上さん(左)。「固まった価値観を持つのではなく、色々な価値観を受け入れて欲しいです。そのために、現場に行ってみること、自らが体験することを、新入社員にも大事にしてもらっています」

王さんと劉さん

続いては新入社員のお二人。これまでパナソニック コネクトが行って来たDEIの取組が、就職活動の際に興味を持ったきっかけの一つだそう!

「Love is Love という言葉を大切にしているので、力になりたいと思って参加しました」と話してくれたのは劉さん(右)。王さん(左)は、今回でプライドパレードへの参加は5回目。配属を控え、「レズビアンである自分からあえて職場の人たちにカミングアウトするのも唐突すぎるかなと思います。周囲でLGBTQの話がされていたり、当事者の仲間がいたりすれば話しやすいし、いいきっかけになると思います」

	回路形成プロセス事業でソフトウェアを担当する尹(ゆん)さんとそのご家族

家族4人で参加したのは、回路形成プロセス事業でソフトウェアを担当する尹(ゆん)さん(左)。保育園に通うなかで、多様な友達がいるのだなということを、お子様自身が感じ始めているそう。「今日は、子供の頃から多様性理解を深める環境を、親としてつくってあげたいと思って参加しました」

パレードの様子

会場の熱気に最初は圧倒されながらも、陽気で楽しい雰囲気のなかで、自らも「Happy Pride」と大きな声で唱えながら、自然と満面の笑顔になっていったCONNECTerの皆さん。パレードの出発前には、CEOの樋口さんのほっぺたに、CONNECTerがカラフルなハートのシールを貼ってあげるシーンもありました。

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「いかなる差別も許さず、多様な価値観を認め合い、心理的安全が確保された中でそれぞれのポテンシャルを発揮でき、誰もが自分らしく活躍できる『健全なカルチャー』を創ること。それが、大切な『人』をお預かりしている企業がなすべき、『一丁目一番地』だと考えています」と、樋口さん。

CONNECTer一人ひとりにもDEIを大切にする精神が随分と浸透しており、今回のインタビューからも、「離れたところから理想を唱えるのではなく、自らが動いてみることでDEIを加速させたい」という姿勢が伝わってきました。参加人数に上限があり、パレードに参加したのは100人というごく一部のCONNECTerですが、同じ想いを持つCONNECTerはまだまだたくさんいるはずです。

私自身も今回は初めてのTRP参加でしたが、「誰かが変えてくれるのを待つのではなく、自らが変える」という強い意志が根底にあるのを会場全体に感じながらも、誰でもすぐに仲間になれるような、明るくて親しみやすい雰囲気を楽しむ中で、「最初の一歩って実はこんなにハードルが低いものだったんだ」と気づくことができました。

この一歩をきっかけに自分の感情と言葉で課題と向き合い、皆がイキイキと楽しく働ける環境づくりに、少しでも貢献していけたらと思います。


※社会のLGBTQ+の理解促進および平等の実現のため、パナソニック コネクトはEquality Act Japanとプライドハウス東京にも協賛しています。

EqualityActJapan - 日本にもLGBT平等法を

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