写真:東京プロジェクションマッピング実行委員会様
写真:東京プロジェクションマッピング実行委員会様

東京プロジェクションマッピング実行委員会様

プロジェクションマッピング
広色域・高輝度・高精細なプロジェクター6台で、73 m×21 mの壁面にプロジェクションマッピングを投写。

課題

高品位なプロジェクションマッピングを行いたい。運営の業務負担を低減し、かつ適切な人員配置を行いたい。

解決策

3チップDLP®レーザープロジェクターPT-RZ34KJを採用。AcroSign®と混雑状況可視化アプリケーションを採用し運営の効率化を実現。

世界へ向け発信するコンテンツにふさわしいハイクオリティなプロジェクションマッピングを実現できました。

東京プロジェクションマッピング実行委員会 東京都 地域振興担当課長 阿久澤 達也様

背景

新宿駅西口のプロジェクションマッピングを全面サポート

東京都様では、日本の高度なデジタル技術と都市景観が融合するプロジェクションマッピングを東京の新たな観光資源と捉え、国内外へ発信する取り組みを行っています。その活動の一環として、2023年には東京プロジェクションマッピング実行委員会様を立ち上げ、3月6日から8月末の期間限定で新宿駅西口の既存建物解体工事用仮囲いを活用したプロジェクションマッピングを実施中です。パナソニックではこの取り組みを全面的にサポートしており、プロジェクションマッピング投写用のプロジェクター、および長期に渡る取り組みの安全で効率的な運営を支援する様々なソリューションが採用されています。


導入した理由

プロジェクションマッピングにおけるパナソニックの実績と総合力を評価

東京プロジェクションマッピング実行委員会の阿久澤 達也様は、今回の取り組みにおけるシステム、ソリューションの採用経緯について、「パナソニックさんはこれまでにもプロジェクションマッピングの取り組みを多数行われており、また、イベント運営を支援する様々なサービスも展開されています。今回の取り組みに対しても、豊富なノウハウの中から最適なご提案をいただけると思い、プロジェクションマッピングの投写システムから、期間中の警備体制構築までを一括でお願いしました」と語ります。


導入後の効果

高輝度プロジェクターによる大画面投写で、 ハイクオリティなプロジェクションマッピングを実現

プロジェクションマッピングはPT-RZ34KJを6台組み合わせて実施。横73m×縦21mの大画面を、新宿駅西口の既存建物解体工事用仮囲いに投写します。最高30,000lmの高輝度投写が可能で、赤色レーザーと2波長の青色レーザーによる「広色域化技術」を備えたPT-RZ34KJが、東京の魅力を伝えるコンテンツを鮮明に映し出します。投写映像について阿久澤様は、「今回の実施環境は投写位置とプロジェクターの設置場所が離れており、ビルの明かりや照明により周囲が明るいなど、プロジェクションマッピングを行うには厳しい条件でした。また、投写コンテンツは既存の映像を使用したものが多く、今回の環境ではどのような投写になるか不安を感じていたのですが、実際に現場で投写映像を見て、周囲の照明に全く負けない明るさと、鮮やかで美しい映像に驚きました。新宿という東京を代表する繁華街を舞台に、世界へ向け発信するコンテンツにふさわしいハイクオリティなプロジェクションマッピングを実現できました。また、今回の取り組みではグリーン電力証書を取得し、環境負荷を低減した運営にも力をいれています」と語ります。

AcroSign®を活用した投写映像の 自動配信・監視により現場運営を無人化

投写映像の配信にはデジタルサイネージ「AcroSign®」を採用。離れた場所から 遠隔で映像の配信・監視を行っています。「スケジュール管理」機能により定刻になると自動で投写が開始されるため、配信拠点側・プロジェクター設置側ともに無人での運用を実現しました。「今回のプロジェクションマッピングは、3月から8月末までの長期に渡り毎日3回行われます。人による立ち会いや操作が必要なシステムでは、人員の確保など運営上の負担が大きいため、信頼性が高く、無人で運用できる今回のシステムには大変助けられています」と阿久澤様は語ります。

混雑状況可視化アプリケーションで適切な警備員配置に貢献

今回の取り組みでは現場の警備体制のサポートも実施。混雑時に危険な遊歩道エリアの警備に、混雑状況可視化アプリケーションが採用されました。3台のネットワークカメラで対象エリアの混雑状況を検知し、警備リーダーの持つ端末からリアルタイムで確認できるシステムを運用しています。混雑度が一定値以上になるとアラートが表示されるため、場合に応じた適切でスムーズな人員配置が可能です。


写真:プロジェクションマッピングの様子
プロジェクションマッピングの様子。開始当初の4台から2台増設し、より迫力ある大画面投写を実現。
写真;6台のPT-RZ34KJは松岡セントラルビルの6階に設置
6台のPT-RZ34KJは松岡セントラルビルの6階に設置。既設の電源を用いた設営により、短期間でのスムーズな運用開始を実現。
写真;PT-RZ34KJが設置された松岡セントラルビル
PT-RZ34KJが設置された松岡セントラルビル。
写真;プロジェクターの隣に設置された混雑状況検知用のネットワークカメラ
プロジェクターの隣に設置された混雑状況検知用のネットワークカメラ。
写真:ドーム型カメラを用いて投写映像の遠隔確認が可能
ドーム型カメラを用いて投写映像の遠隔確認が可能。3台の小型カメラでは映像のズレを検知し自動補正を行う。
写真:AcroSign®のコントローラEM-JDSSC6HDA
AcroSign®のコントローラEM-JDSSC5EXA。
写真;警備リーダーが携帯する端末では、対象 エリアの混雑度をリアルタイムで確認可能
警備リーダーが携帯する端末では、対象エリアの混雑度をリアルタイムで確認可能。
写真;混雑状況可視化アプリケーションの画面
混雑状況可視化アプリケーションの画面。

納入機器

  • 3チップDLP®レーザープロジェクター PT-RZ34KJ × 6台
  • デジタルサイネージ「AcroSign®」 × 一式
  • 混雑状況可視化アプリケーション × 一式

お客様の声

今回の取り組みを発端に都内各所へプロジェクションマッピングを展開していきたい

パナソニックさんのこれまでのノウハウや、総合力を生かしていただいたお陰で、限られた準備期間でありながら非常に良い形で実施することができました。東京プロジェクションマッピング実行委員会では今後、プロジェクションマッピングを東京の夜間観光の新たな目玉として育てるべく、今回のような取り組みを都内の様々な場所で展開することを検討中です。その際にはまたぜひお力をお借りしたいです。

写真;東京プロジェクションマッピング実行委員会 東京都 地域振興担当課長 阿久澤 達也 様
東京プロジェクションマッピング実行委員会
東京都 地域振興担当課長
阿久澤 達也様
※所属は納入時のものです。

お客様紹介

プロジェクションマッピングの観光資源化を推進

プロジェクションマッピングを東京の新たな観光資源として展開していくことを目的に発足した東京プロジェクションマッピング実行委員会様。 東京都産業労働局観光部様を中心に、関連自治体や民間団体等のメンバーで構成されており、発足後初の取り組みとして今回、新宿駅西口の再開発エリアでのプロジェクションマッピングが実施されました。

所在地:東京都新宿区西新宿二丁目8番1号
URL:https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/


写真:東京都産業労働局様が設置されている東京都庁第一本庁舎
東京都産業労働局様が設置されている東京都庁第一本庁舎
地図

関連機器・サービス

3チップDLP®レーザープロジェクター PT-RZ34KJ

3チップDLP®レーザープロジェクター PT-RZ34KJ

多彩な演出力と運用性で現場ワークフローを革新。


デジタルサイネージ「AcroSign®」

デジタルサイネージ「AcroSign®

「多様なコンテンツ」を「最適なシステム」で「豊富なデバイス」へ発信するデジタルサイネージソリューション。


イメージ

混雑状況可視化アプリケーション

様々な現場や環境で培った独自のセンシング技術を活用し、汎用ネットワークカメラで混雑状況を可視化。